
外壁の種類と基本。一番メンテナンス費用が掛からないのは?
外壁といっても、実は種類は様々。
どういう特徴があるかを知らず、金額だけで選んでしまうと、住宅の老朽化が進み、思わぬ出費がかさんでしまうこともあります。
そこで今回は日本の住宅で多く採用されている外壁の4種類をご紹介します。
特徴や価格帯についてまとめていますので、住宅に最適な外壁を選んでください。

外壁材を比較する際のポイント
豊富にある外壁材を比較する際には、以下の6つに注目して選ぶようにしましょう。
防水性:雨や汚れから住宅を守ってくれるかは大事なポイント。防水性が低ければ建材に水が染み込み、住宅にカビが発生してしまいます。
防火性:近隣で火災が起きた際に自宅の被害を抑えるためにも、近隣の住宅が近かったり、山林がすぐそばにあるなどの場合、防火性が高い外壁を選びましょう。
断熱性:断熱性が低いと、冷暖房がなかなかきかず、電気代が高額になってしまいます。快適に過ごせる家にするためにも断熱性の高さをチェックしておくことは必須です。
耐震性:地震の多い日本だからこそ、揺れに耐える性質も重要です。
耐久性:メンテナンスのサイクルがどのくらいなのか、メンテナンスにかかる費用など、外壁がどのくらい長持ちするのかを見ておきましょう。
外壁材の種類
上記のポイントを抑えた上で、外壁の種類について見ていきましょう。
サイディング
住宅を建てたことのある方はサイディングというワードを一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。サイディングは、昨今の日本の住宅でメジャーな外壁の種類で、外壁の表面に仕上げとして板を固定します。
この固定する板の材質によって、窯業系、金属系などに種類が分かれています。
窯業系サイディング
新築全体の約8割を占めているといわれる窯業系サイディング。セメントに無機物や繊維質などを混ぜて成型しています。
タイルやコンクリート風、石積み風など数千種類にも及ぶ様々なデザインに加工できることと、それでいてコストも低く、防火性にも優れています。
しかしながら、防水性に弱い性質があるため、塗装をすることが必須です。
価格の目安:3,000~10,000円/㎡
寿命の目安:30〜40年程度
メンテナンスの目安:5〜10年
サイディングには、目地から雨水の侵入を防ぐコーキング材が使われているのですが、このコーキング材が5〜7年程度で劣化し、割れたりして水が侵入してしまうことがあります。
そのため5〜10年でコーキングの補修が必要です。
また、サイディング自体の破損や反りが起きた場合には上から重ね貼りをしたり、張り替えをする必要があります。

金属系サイディング
ガルバリウムやアルミニウム、ステンレスなど金属の表面材と断熱材を入れた裏面材で作るサイディングです。丈夫で腐食しにくい金属を使用しているため、メンテナンスが長期間不要というのが一番のメリットです。他にも断熱性の高さや価格の安さ、凍結に強いことなどがメリットとして挙げられます。一方、金属であるがため、サビが発生しやすく、また衝撃に弱いというのがデメリットです。
価格の目安:3,500~8,500円/㎡(アルミニウム製は5,000〜8,500円/㎡、ガルバニウム銅板は3,500~6,000円/㎡程度)
寿命の目安:30〜40年程度
メンテナンスの目安:5〜10年
窯業系と同じくコーキングの補修が必要です。また錆びやすい特徴を持つため、防錆塗料を10〜15年に一度塗ったり、傷やひび割れなどが起きた際は、雨水の進入から守るためにも早めの修繕が必要です。
モルタル
外壁材の中で最も安いといわれているのが、砂と水とセメントを混ぜて練り上げたモルタルです。
モルタル素材はコテを使って職人が壁面に塗りつけていくもので、サイディングが一般的になる前まではモルタルが多くの住宅で採用されていました。
直接塗りつけていくため、どんな外壁にも対応できる自由度の高さと、防火性に優れているというのが特徴です。

価格の目安:1,500~4,000円/㎡
寿命の目安:30〜40年程度
メンテナンスの目安:5〜10年
モルタルはひび割れやチョーキング、剥がれが起きやすいといわれています。そのため適切なメンテナンスが必要です。また品質の悪いものを選んでしまうと、メンテナンスも余計にかかることがあるので注意が必要です。
またモルタルのデメリットとして防水機能の問題があります。モルタル自体が防水機能を持っていないため、塗装で防水の加工が必要です。
ALC
「軽量気泡コンクリート」といわれるALC。水に浮くほど軽いコンクリートなのですが、高層ビルやマンションなどにも採用されており、耐火性や耐震性、断熱性など様々な項目が優れている外壁材です。寿命の長さも特徴ですが、その分、コストは高くなります。
価格の目安:5,500~10,000円/㎡
寿命の目安:50年程度
メンテナンスの目安:10〜15年
ALCもモルタルと同様、防水性がなく、水を九州しやすい素材です。防水の塗装が必要になります。また、寿命が長いとはいえ、定期的なメンテナンスが必要です。
また、ALCはパネルの継ぎ目にコーキング材を使用します。このコーキング材が劣化してしまうと、雨漏りや構造の腐食につながりますので、定期的にメンテナンスが必要です。

まとめ
住宅でよく使われている外壁材についてご紹介してきましたがいかがでしょうか。
トータル的なバランスで選ぶなら、窯業系サイディング
外観のデザインにこだわるなら、金属サイディング
自由なデザインにしたいなら、モルタル
機能性を重視し、メンテナンスのコストを抑えたいならALC
がおすすめです。
外壁材はこの他にも様々な種類があります。
どの素材が自宅にあっているのか、どの色味が良いのか、決めるのが難しいという場合もご安心ください。
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